議員の海外視察をめぐり、意見が激突しました。
我が党は、昨年の１２月１８日に開催された各派において、グローバルな視点を踏まえた対応が必要な政策課題に対して、県議会として適切に対処するため、その枠組みとそれに伴う予算要求を行うことを取りまとめると共に、具体的な派遣の実施については、社会経済情勢に十分配慮すること、実施に当たっての具体的な進め方については、別途協議することが、最終的に議長により取りまとめられたものと、理解しております。
したがって、海外派遣事業については、座長によって異論無く取りまとめられたものと認識しており、平成21年度予算に盛り込んだところであります。
ところが、「民主にいがた」は、議会運営のルールを無視し、海外派遣事業に係る予算について、突然反対を表明しました。
更に、議会派遣の海外視察を否定しておきながら、「民主にいがた」は、政務調査費を使って海外視察を３年連続で行っており、本年度もまもなくヨーロッパへ視察に行く予定であり、また、同じく社会民主県民連合も過去において２年連続で海外視察を行っており、また、この度ロシアへの海外視察を計画しているといると仄聞いたしております。
議会の予算も政務調査費も共に公金であり、なんら違いはありません。
我が党は、県民を代表する議会の総意として視察、県民の負託に応えた重みを有する海外派遣事業としての視察を行うべきものと考えており、これまで、会派として海外視察を一度も行っておりません。
なぜに、議会による海外派遣に反対し、こだわるのか。
しかも議長取りまとめを経た後に、議会ルールを無視するというパフォーマンスを行ってまでも、反対して見せるという行動は、到底、理解できないものであります。
国会における民主党の態度と同じく、大衆迎合主義による、政策よりも政局を優先した、単なるパフォーマンスとしか受け取れないものであります。
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上段左：民主党提案の7号議案にについて反対討論を行う佐藤卓之議員
上段右：民主党提案の8号議案について反対討論を行う桜井甚一議員
中段左：民主党の海外視察に関しての予算修正案に反対討論を行う中原八一議会対策委員長
中段右：議会終了後、自民党議員団にあいさつにこられた泉田知事
