福島・宮城を視察しました!

 昨年の5月に視察した東日本大震災被災地のその後の状況と、現地が必要とする支援策を確認する
ため、5月21日から22日にかけて尾身政調会長を団長に県議団有志16名が視察を行いました。
 最初の視察地の南相馬市へ向かう途中、飯館村は耕作されないままの水田や無人の家並み等、
不思議な光景が続きました。南相馬市の、警戒区域当時立入禁止の検問所には今でも機動隊が待機し、
小高地域では、海岸から2kmも離れているにもかかわらず、地震による地盤沈下のため、水田一面に
海水が広がっていました。
 次の宮城県の亘理・名取ブロック名取処理区では、現場事務所で説明を受けた後にヤードを視察。
付近一帯は、昨年5月に比べがれきは撤去されましたが、土台のみ残る風景は変わっていませんでした。
 翌22日は、最初に東北電力本社を訪問し、復旧状況や今夏の電力需給見通しについて議論しました。
その後石巻市役所へ伺ってから、港に設けられた処分場に向かいました。
 最後に観光地のその後の状況について、昨年も訪問した松島観光物産館に行き、高橋館長から説明を受け、今回の視察を終えました。
 被災地の今をしっかり見据え、今後の政策、対応に活かして参ります。
 


 原野に戻りつつある飯館村の水田

 南相馬市役所前に設置されている線量計

防犯のため待機している機動隊 

立ち入り禁止だったためいまだに水田に車が 

 当時のまま放置されている車

 明治期に干拓された水田が再び海に

車やがれきが集められた仮集積場 

名取処理区現場事務所で説明を受ける視察団 

 処理基地を一望できる事務所は避難所も兼ねている

  家の土台だけが残る風景は変わらず

 東北電力役員の方々から説明を受ける

 石巻市の仮設処分場で説明を受ける