新潟県、新潟市、新潟日報社が主催し、「北朝鮮に拉致された国民を救出する新潟県議会議員の会」(新潟県議会拉致議連)等の後援で、「忘れるな拉致11・15県民集会」が、新潟市の「りゅーとぴあ」(新潟市民芸術文化会館)で開催されました。
新潟県議会拉致議連の三富佳一会長をはじめとする多くの議員が参加する中、主催者の高橋新潟日報社社長、泉田知事、篠田新潟市長のあいさつが行われたあと、拓殖大海外事情研究所所長の森本敏氏による北朝鮮情勢と拉致事件解決についての講演が行われました。
当日は、拉致被害者である横田めぐみさんの両親 横田さんご夫妻が登壇し、「命をかけてめぐみを取り戻す」と救出を訴えるとともに、拉致被害者である曽我ひとみさんが一緒に拉致されながらいまだに安否不明のお母さん曽我ミヨシさんの救出について「母と笑いながら話ができる。そんな日を、どうか私にください」と訴えました。
また、特定失踪者として佐渡において行方不明となっている大沢孝司さんのお兄さん、大沢昭一さんと同じく長岡市の中村美奈子さんのお母さんの中村クニさんによる一日も早い事件解決の訴えも行われました。
ご家族の悲痛な叫びは、会場を埋めた多くの参加者の胸に届き、決して拉致事件を風化させることなく、全員救出を目指して我々国民一人ひとりが考え、行動していかなければならないとの思いを強くしたものです。
写真説明
上段左:思い出の写真を見ながらの訴え
上段右:講演する森本氏
中段左:めぐみさんへの思いを語る横田滋さん
中段右:涙ながらに訴える横田早紀江さん
下 段:熱心に訴えを聞く大勢の参加者のみなさん