視察期間	平成１６年３月２９日〜３月３１日
参加者名	団長　三富佳一　　副団長　種村芳正　　幹事長　帆苅謙治 団員　渡辺惇夫　天井　 貞　三林碩郎　小野 　忍　小川和雄 　　　　柄沢正三　皆川浩平　西川洋吉　桜井甚一　小島義徳　（以上１３名）
視察目的	有事における我が国の防衛体制と自衛隊の現状について
日　　　程

平成１６年３月３０日　海上自衛隊呉地方隊　潜水艦ふゆしお視察記念

３月２９日（月）１３時

航空自衛隊春日基地を視察。

西部航空方面隊副司令官双石空将補を表敬訪問。
西部航空警戒管制指令団司令官中久保空将補を表敬訪問する。
その後、吉原渉外室長から航空自衛隊及び春日基地の概要及び防空システムについてのブリーフィングを受け、団員から我が国の防空状況や対応について活発な質疑がなされた。

ブリーフィング後、５０１基地防空隊において、短SAM、車載レーダー、２０MM機関砲等の展示及び訓練状況を視察した。

同日　１５時

陸上自衛隊小郡駐屯地を視察。

第５施設団長姉崎陸将補を表敬訪問する。
その後、山下副団長から駐屯地の沿革と装備等の説明及び東チモール派遣の概要についてブリーフィングを受ける。
山下副団長は、カンボジア人道復興支援に参加された経験があり、現場での貴重な実地体験等を踏まえた説明をされ、大変有意義なものがあった。
ブリーフィング終了後、佐藤中隊長より機材説明を受けた後、隊員による浮き橋設営等の訓練を視察した。

３月３０日（火）１４時

海上自衛隊呉地方隊を視察。

海上自衛隊呉地方総監小串海将を表敬訪問する。

　その後、早野防衛部長から北朝鮮の弾道ミサイル等についてのブリーフィングを受ける。本県は、拉致問題をはじめとして北朝鮮と緊迫した状況にあることから、さまざまな事柄について団員各員から多くの質疑がなされ、また、正面玄関で小串海将と記念撮影を行うなど非常に有意義な時間であった。

　ブリーフィング終了後、潜水艦「ふゆしお」に乗艦し、山口機関士による艦の概要説明後、２班に分かれ艦内の視察を行った。

ハワイでの演習に参加する際には、海中を２２日間航行するなどの話を伺い、狭隘な状況下において日夜我が国の防衛任務に当たっている隊員の苦労がよく理解でき、大変有意義であった。

総括として、陸・海・空の各自衛隊の実働部隊を視察し、それぞれの防衛体制が確立されているが、有事の際は陸・海・空の各自衛隊が連携して効果的な防衛体制を整備する必要があると実感したところである。

今回の視察によって、我が国における防衛状況の再認識と現状を把握できたことは大変有意義であり、団員各位とも今後の議会活動・党活動において大きな糧になるものと実感しているところである。

呉地方隊司令部の写真