写真説明
左上:渡辺幹事長が開会の挨拶、右上:参集された大勢の皆さん、中段左:主催者として星野団長が挨拶、中段右:公演中の鈴木東京大学大学院教授、下段:閉会の挨拶を行う柄沢政調会長
希望の持てる農業政策を考えるセミナーを開催!
食料自給率が40%という状況の中で、この夏のWTO農業交渉において、日本の主張する「大幅な関税率引き下げの例外となる最重要品目の十分な確保」が難しい状況に追い込まれましたが、先進国と途上国との対立で交渉決裂となり、当面は現状維持となりました。
しかし、今後一層、日本にとって厳しい方向に向かうことは必至です。
世界的規模での食糧不足の状況下で、特に穀物需給が逼迫し各国間での争奪戦となっており、日本だけがこのまま生産調整を続けていけるのかとの疑問も生じております。
また、直面する原油価格の高騰で農業経営は大きな負担を強いられており、日本の農業は、将来展望が見えない状況にあります。
そこで、「希望の持てる農業政策を目指して~今後の生産調整等のあり方~」
と題して、東京大学大学院農学国際専攻教授の鈴木宣弘先生をお招きし、「希望の持てる農業政策を考えるセミナー」を開催いたしました。
県下各地域より農業従事者の方々をはじめ、県議会議員、県庁職員、首長、市町村議長、議員、役場職員、農業団体関係者など300名を超える方々から参集いただき、講演と質疑応答で2時間に渡る熱気に包まれた時間を過しました。
今後、我が党の新農業政策プロジェクトチームにおいて、皆様方のご意見等をお聞きしながら、主食用米については、その価格安定を図るため当面生産調整を必要としますが、将来的には「農家が自分の考えで、自由に米づくりが出来る状況の創出」を目標とする政策提言を取りまとめるべく鋭意検討中です。